愛知県高浜市にある小児科なら岩月外科内科クリニックへお越し下さい。

0566533458

MENU
image

小児科

小児科疾患について

image

お子様を全体的に診る科です。
外傷を含め全ての疾患を総合的に診察します。お子様の病気の診断及び治療はもちろんですが、親御様にとって何でも相談できる地域のかかりつけ医であり続けます。

手足口病

手足口病は口腔粘膜や四肢末端に水疱性発疹の現れる乳幼児を中心に流行するウイルス性発疹症です。手足口病は名前の通り、喉と手のひら・足の裏に発疹ができます。ところが最近は手足の発疹が、手のひらではなく手の甲や足の背面・腕・太もも・下腿・体・耳・おしりなどにできるようになりました。手足口病も以前と比べると発疹のできる場所が広範囲になりました。手足口病は、潜伏期は1~5日。初夏から秋に多くみられ、水疱を伴う発疹が手足から肘や膝、臀部周囲にもみられることがあります。乳幼児の罹患は不顕性が多く、家族内感染もみられます。自然治癒(3~7日)する基本的には予後良好な疾患です。

水痘症

ヘルペスウイルス群の水痘ウイルスによる感染症で、幼児や学童期に多く、また冬から春にかけて流行する傾向があります。不顕性感染は少なく、麻疹(はしか)同様の強い感染力があります。
発熱とほぼ同時に水疱を伴う発疹が出現します。発疹は紅斑(発赤)として始まり数日内に痒みを伴う丘疹・膿疱・かさぶたとなります。
体幹部、四肢、顔面、頭髪部に各段階のものが混在するのが特徴です。また皮疹の数は重症度と相関します。
潜伏期は平均14日(10~21日)で、全て痂皮化すると感染性はなくなります。

溶連菌感染症

鼻汁、唾液中の溶連菌の飛散により鼻・咽腔を通じ人から人に感染します。食品、飲料水を介しての経口感染や皮膚の創傷部からの感染もあります。幼児、学童に好発しますが、成人にも発祥することもあります。冬から春にかけて多くみられます。風邪症状には注意が必要です。
潜伏期は1~4日で、突然の発熱(38度以上)咽頭痛、嚥下時痛、扁桃発赤、頚部リンパ腺腫脹、時に皮疹がでます。小児の場合は嘔吐、腹痛などもみられることがあり、特徴的な苺や皮疹がみられることもあります。
発熱は3~5日以内に下がり主な症状は通常1週間以内に消失します。菌が産生する毒素に免疫を持たない場合は猩紅熱となります。

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

ムンプスウイルスの飛沫感染による耳下腺や顎下腺など唾液腺の感染症です。3才~6才くらいに好発します。潜伏期は2~3週間です。冬~春にかけてよくみられますが、夏でもあります。発熱と耳下腺の腫脹で始まることが多く、耳下腺の腫れは片則、又は両側にみられますが、発赤はありません。物を噛んだり、話 す時に痛みが増します。
顎下腺や舌下腺が腫れることもあります。通常は予後良好な疾患です。治療は特異的な治療法はなく対症療法となります。登園、登校は耳下腺の腫れが消失してからとなります。

伝染性紅斑(りんご病)

4歳~12歳の園児・学童に好発する流行性発疹性疾患です。ヒトパルボウイルスB19の飛沫・接触で、主に経気道的に感染します。感染後1週間で発熱、倦怠感、筋肉痛などの症状が現れ、14~18日の潜伏期を経て発疹が出現します。頬に出現する蝶形紅斑(蝶がハネを拡げたような両頬の発赤)が特徴的で、リンゴ様に見えることからリンゴ病と呼ばれます。腕、ついで大腿、臀部などに網目様・レース状の紅斑が出現します。
小児では70%以上が顕性感染(症状を表すもの)ですが、成人は70%に関節痛が認められるものの不顕性感染(感染しても発病することなくおわる)多いと言われています。妊娠中に感染すると胎児の脳発育に影響を及ぼす可能性があり、注意が必要です。
発疹が出るころには感染力は無く、既に発疹の出現している児童との接触を避ける必要はありません。

ページトップへ戻る